数日前の義父のケアハウス入所の日のことです。
朝から少しそわそわしていた義父を送り届けて、
私もようやく家に帰りつきました。
緊張の糸がぷつんと切れたのか、
座ったとたんにしゃっくりが止まらなくなってしまいました。
もう、ひとつ出るたびに体がびくっとして、
なんだかおかしいやら情けないやら。
すると、娘が私を見て大きな声で言いました。
「ママ、大ピンチずかんやー!!!」
思わず吹き出してしまいました。
そういえば、この前一緒に読んだ絵本に、
“しゃっくりが止まらない”っていうピンチが出てきたっけ。
『大ピンチずかん2』です。
そのことをちゃんと覚えていたんですね。
なんだか、泣きそうだった気持ちが一気にゆるんで、
「あぁ、こういう瞬間に救われるんだな」って思いました。
娘の言葉って、まるで魔法みたいです。
【絵本】大ピンチずかん
娘が大笑いした一冊
『大ピンチずかん』は、日常のちょっとした“ピンチ”を
ユーモアたっぷりに紹介してくれる絵本です。
「アイスを落とした」「転んじゃった」「しゃっくりが止まらない」など、
子どもが「あるある!」と笑ってしまう内容ばかり。
初めて読んだのは小学校入学のころ。
娘はページをめくるたびに「これ、わたしのことや!」と
笑いながら話していました。
“ピンチ”なのに、ぜんぜん暗くないのがこの絵本のすごいところです。
本の魅力
どのページもカラフルで、登場人物の表情がいきいきしています。
失敗したときやうまくいかないときも、
「こんな風に笑っていいんだよ」と
そっと勇気をくれるような優しさがある絵本です。
我が家でのエピソード
今回の“しゃっくり事件”のように、
日常の中でこの絵本の話題が出ることが多いです。
娘は「ピンチ=おもしろいこと」だと思っているようで、
ちょっと転んでも「ピンチずかん入りやな」と笑っています。
そのたびに私も、なんだか気持ちが軽くなります。
対象年齢
📖 対象年齢:4歳〜小学校低学年ごろ
(娘が特にハマったのは6歳のころです)
まとめ
家族の中で誰かが泣きそうなとき、
誰かが必ず笑わせてくれる。
そんな小さなバトンのようなやりとりが、
毎日の救いになっている気がします。
もし少し落ち込んでいる日があったら、
この『大ピンチずかん』を手に取ってみてください。
ページをめくるたびに、
“笑い”がちゃんと心の薬になるはずです。
大人でも十分楽しめる一冊です。
子育て中のお父さんお母さん、そしてその家族にも、
ぜひ読んでもらいたいなと思います。
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