
ダンボールが並んだ玄関で感じたこと
今日、義父の家に行ったら、
玄関に「○○引越センター」と書かれたダンボールがずらっと積まれていました。
「施設で使うもの、何が足りんかな?」と義父が話す声を聞きながら、
一緒にリストを見て、あれこれ考えて。
生活の準備をしているはずなのに、なんだか胸の奥がきゅっとしてしまいました。
少しずつ片づいていく家
リビングの古い家電にはゴミ出しのシールが貼られていて、
古い衣類や寝具もゴミ袋に入れられていました。
その様子を見て、「もうここでは暮らさないんだな」と実感しました。
平日にはヘルパーさんがテキパキと手伝ってくださって、
作業はスムーズに進んでいくんだけど、
帰るときになると、どうしても少し寂しい気持ちになります。
義父の「もうこれでええ」に込められた思い
引っ越しに関しては、これまで何度も抗ってきた義父。
それが今日は、自分の口から「もうこれでええ」とポツリ。
その言葉を聞いたとき、ようやく気持ちの整理がついてきたのかなと感じました。
引っ越しって、物を動かすことよりも、
思い出を少しずつ片づけていく作業なのかもしれませんね。
長く暮らした家を離れるのは、やっぱり簡単なことじゃないけれど、
新しい場所でも、義父が少しでも穏やかに過ごせたらいいなと思います。
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