心に残る一冊
親に絵本を読んでもらった記憶は、ほとんどありません。
でも、ひとつだけ強く覚えている絵本があります。
それが『100万回生きたねこ』。
保育所の読み聞かせの時間に、保育士さんが読んでくれました。
静かな時間で、みんなが真剣にページを見つめていて。
その日から、この絵本が大好きになりました。
子どものころの私にとって、少し悲しいけれど、なぜか何度も読みたくなる一冊でした。
絵本の紹介
📘 『100万回生きたねこ』
作者:佐野洋子
出版社:講談社
中古本屋さんでの再会
先日、娘と一緒に中古本屋さんへ行ったときのこと。
いつも絵本コーナーをのぞいて、「220円の棚にお気に入りの作家さんの本がないかな」と探すのがちょっとした楽しみなんです。
人気の絵本って、だいたい高い棚にあるから「やっぱり今でも人気なんだなぁ」と思いながら見ていました。
でもその日は、なんと『100万回生きたねこ』が220円のコーナーに!
思わず二度見して、すぐに手に取りました。
カバーが少し外れていたけれど、状態は悪くなくて。
「これはもう、連れて帰るしかない」と思って、すぐレジへ。
娘も「ママの好きな本やね」と笑っていました。
大人になって読む絵本
図書館でもたまに借りて娘に読み聞かせをするけれど、
やっぱり自分が子どものころに大好きだった絵本は、手元に置いておきたい。
大人になって読むと、子どものころとは違うところで胸に響きます。
“生きること”“愛すること”そして“失うこと”。
子どものときにはうまく言葉にできなかった感情が、今は少しわかる気がします。
『100万回生きたねこ』は、子どものためだけの絵本じゃない。
大人が読んでも癒されて、やさしい気持ちになれる一冊です。
対象年齢
📖 対象年齢:5歳〜大人まで
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