子どもの世話と義父の介護。毎日が追われるように過ぎて、「私だけが頑張ってるのかな」と思ってしまった時期がありました。

世の中では「ダブルケア」と言われるけど、当時の私はそんな言葉さえ知らずに必死でした。
当時の悩み
朝は子どもの支度、日中は病院のつきそい、間で仕事、帰ってからは育児・家事。
頭も体もフル回転で、気づけば一日が終わっていました。
仕事にも思うように出られず、有給は使い切り、給料は激減。
常にお金の不安がつきまとって、心まで重たくなっていました。
それでも誰とも辛さを共有できない。
「このしんどさは私だけ?」と感じる孤独感が、一番つらかったのを覚えています。
あるとき、家の鍵が閉められなくなりました。
車のエンジンをかけようとしても鍵がまわせない。
今までできていたことが、どんどんできなくなっていきました。
あとで知ったのですが、この時の私は鬱のような状態だったようです。
ヤングケアラーという言葉
最近ニュースなどで「ヤングケアラー」という言葉を目にします。
ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている 家事や家族の世話などを日常的に行っているこども・若者のこと。
年齢に関係なく、家族の世話を担っている人がたくさんいるんですよね。
「主婦だからできて当然」でもなければ、「若いから大丈夫」でもない。
ケアを抱えて苦しんでいる人は、想像以上に多いんだと思います。
少し楽になった工夫
そんな中で、少しずつ取り入れてよかったことがあります。
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ヘルパーさんを利用できたこと
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家事を完璧にしようとせず、「今日は手抜きでOK」と決められるようになったこと。思い切って家事代行を利用したこともあります。
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オンラインコミュニティで人とのつながりを持てたこと
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在宅ワークやポイ活で、自分のお金の余裕を少しでも持てたこと
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周りの人に声をかけて様子見をしてもらえるようになれたこと
「全部自分で抱えなくてもいいんだ」と思えたのは、この小さな工夫のおかげでした。
今は無理だと思っていても、少しだけ見方を変えてみると、自分を楽にできることがあるかもしれません。
今の自分からのメッセージ
同じようにダブルケアで悩んでいる方へ。
あなたはひとりじゃないし、全部抱えなくても大丈夫。
できることを少しずつやるだけで十分なんだよ。
まとめ
ダブルケアは本当にしんどいけれど、制度や人に頼ってもいい。
近くに言える人がいないなら、匿名で言える場所を活用して吐き出してみよう。
自分の心と体も守れるように。
一番は自分をまもること。自分が一番大事。
飛行機の非常時の時のレクチャーでも、まず自分がマスクをつけて、そのあと子どもにつける映像がありますよね。
これを読んでくれた方が、「私だけじゃない」と感じてもらえたら嬉しいです。
もし「もうしんどい」と思ったら、誰かに相談することも大切です。
匿名で利用できる窓口もあります。
他にも全国の窓口があるので、つらいときはひとりで抱え込まないでくださいね。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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